禊を行う神池。その神池で最大級の規模を誇るのが、備後一宮 吉備津神社の御池と呼ばれる神池です。

城郭の役割を持った神社として発展した備後一宮 吉備津神社の堀の役割を果たしていたともいわれています。

その昔は、現在より南北側に倍以上の面積があり3つの島があった言われています。

一遍上人の参拝の際に描かれた絵にも、その様子は描かれています。

現在は、その多くは埋め立てられていますが、それでもまだ他の追随を許さない規模の神池として存在しています。

 

2018年7月豪雨災害では、事前に大部分の御池の水を抜くことにより、防災池の役割を果たしました。

これに伴い下流の地区の浸水被害を最小限に留めることができたそうです。

 

下の写真の池が神池が2つある吉備津神社で神池として呼ばれている池です。

それほど広くはない池ですが、生い茂る木々が池に覆いかぶさり素晴らしい雰囲気を醸し出しています。