楽座って知っていますか?
「がくざ」と読みます。
昔から、ここ吉備津神社では雅楽を演奏する場所が常設でありました。
そこが「楽座」です。
神社でも、常設演奏のためので楽座を備えているところは非常に珍しく余り例がありません。
吉備津神社でも江戸時代までは、祭りことのたびに楽座になかで雅楽が演奏されていたそうです。
隋神門の南北両端に楽所を備える「吉備津神社」は美しさと気品を兼ね備えた佇まいを見せてくれます。
笙などの「雅楽」を演奏する楽器は湿気で音が大きく変わるため、建物の中で炭を炊き乾燥状態を保った中で演奏したようです。
今では、この中で雅楽が演奏されることはなくなり、倉庫として利用されています。
備後一宮 吉備津神社では氏子からなる雅楽部があり、現在でも積極的に活動されています。